乾漆ランプシェード ワークショップ

KUMIKIプロジェクトとの共催にて、漆(うるし)塗りの伝統的な技法のひとつである“乾漆(かんしつ)”を用いた、オリジナルのランプシェードづくりのワークショップを行いました。

全6回で開催されたプログラムでは、株式会社郷自然工房の佐藤和也さんと宮城大学の土岐謙次さんを講師にお迎えし、漆に関する基礎知識から材料としての扱い方まで幅広く学んでいきました。
“乾漆”という技法では、寒冷紗という布と漆を塗って積層し造形物を作り上げていくため、ベースとなる型が必要です。今回は、ドーム型に組み立てたアクリル板をもとに、自作のバキュームフォーミングマシンで塩化ビニル板を加工して制作しました。

硬化が完了したシェードは、型から取り外したのちに周縁をレーザーで丸くカットし、ライト用の部品と組み合わせたら完成。みなさん初めて漆を扱ったにもかかわらず、美しい作品を作り上げていらっしゃいました。

乾漆ランプシェード ワークショップ