東北大学FDC PBLデザインスタジオ3 ドキュメンテーション

東北大学大学院工学研究科フィールドデザインセンター主催
「PBLデザインスタジオ3 NTTスタジオ2|防災・減災の行動を日常にインストールする」の
活動記録、報告冊子の編集及びデザインを担当しました。

PBLデザインスタジオとは、様々な分野から集まったメンバーのコラボレーションを通じて、
社会課題の解決を目指す、プロジェクト駆動型のデザイン・ワークショップです。

“日本は、世界的に見ても、自然災害が多い国です。しかしながら、仕事や家事に忙しい日々の生活の中では、防災の大事さは理解しつつも、そのための備えや行動を起こすことは後回しになってしまうことが多いのではないでしょうか。このような、防災への「関心(意識)」と「行動」の間にあるギャップを埋めるための新たなデザインコンセプトが「ステルス防災」です。
ステルス防災とは、防災・減災のための行動や備えを日常生活の中に“ステルス化”することです。ステルスとは、「こっそり行うこと、秘密裏に行うこと」という意味です。すなわち、ステルス防災とは、防災・減災のための行動や備えを、日常生活の中に(はっきりは見えない形で)埋め込み、特別な努力をしなくても“いつの間にか/気がつけば”防災・減災ができてしまっていることを目指します。
一般に、防災・減災を促す活動は、「備えがないといざという時に大変!」というように、危機感をあおって脅かすことで、防災意識を高めて行動につなげようとします。これに対してステルス防災は、防災・減災の活動を日常生活に溶け込ませることで「行動の障壁を下げる/ゼロにする」ことを目指すもので、これまでとは違う新たなアプローチと言えます。
今回のプロジェクトでは、ステルス防災の具体的なアイデアを、多賀城市の子育て支援施設「すっくぴーひろば」を利用している方々と共に検討します。”

東北大学FDC PBLデザインスタジオ3 ドキュメンテーション